9 5月 2025 - 23:37
Source: Parstoday
イラン最高指導者;「イスラム文明は、物質主義的で歪んだ現代文明とは正反対」

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランにおける中部ゴム神学校再設置100周年」記念会合へのメッセージで、「神学校の最も重要な任務は、明確なレトリックを提供し、新たなイスラム文明の基盤を築くことである」と強調しました。

ハーメネイー師は7日水曜、この会合へのメッセージにおいて、イラン太陽暦14世紀初頭の恐るべき重大な出来事の中でのゴム神学校設立の歴史、そして神学校の設立、存続、発展におけるイスラム学者アブドルキャリーム・ハーエリー師の役割について語りました。

 ハーメネイー師「ゴム神学校の栄誉の一つは、イランイスラム共和国の建国者たる故ホメイニー師のような太陽がそこから誕生したことであり、それから60年も経たないうちに、この神学校はその精神的力と民衆の威信を高め、反逆的で腐敗し倫理に反した王政を国民の手によって根絶し、数世紀を経てイスラムをこの国の政治的統治者の地位に定着させるまでに至らせたことだ」と述べています。

また、神学校が単なる教育・学習機関ではなく、知識、教育、社会的・政治的機能の集合体であることを強調するとともに、神学校を真の意味で「先駆的で傑出した」ものにできるテーマについて説明しました。

さらに、千年の歴史を持つ科学的基礎を持つ貴重な学術機関としての神学校の重要な任務の一つは、イスラムの統治と社会の統治方法に関する問題に対応することであると考え、次のように付け加えた。「国家と国民および他の国家や民族との関係、道筋の否定(政治、社会、文化、経済、軍事など、いかなる分野においても異教徒がイスラム教徒を支配することを許さない、というイスラムの法律)の問題、経済システムとイスラム制度の根本的基盤、イスラムの観点から見た主権の起源、その中での国民の役割、重要な問題に関して立場をとり、支配制度に反対すること、正義の概念と内容、その他数十の基本的かつ時には極めて重要な問題など、法的な対応が求められる問題にはさまざまな問題が含まれる」と述べています。

そして、「社会システムの設計と規制には、世界中の最新の研究結果に精通していることと、大学との協力が不可欠である」との考えを示しました。

加えて、第5章「指導的かつ卓越した神学校」をイスラムの普遍的なメッセージの枠組みにおける文明的革新とみなし、「神学校に最も期待されるのは、『イスラム文明の確立』の基盤を築くことである。それは、科学、技術、人的資源、天然資源、あらゆる能力、あらゆる人類の進歩、政府、政治、軍事力、そして人類が利用できるあらゆるものが、社会正義と公共の福祉に役立てられ、階級格差が縮小され、精神的修養が促進され、科学的進歩が促進され、自然に関する知識が深まり、信仰が強化される文明である」と強調しています。

そして、イスラム文明を現在の物質主義的で歪んだ文明の対極にあるとし、「この偽りの文明は、創造という避けられない伝統に基づくものである。我々の義務はこの偽りを論破し、理論と実践の両面における代替文明の準備に貢献することである。この点において、イスラム神学校には重大な義務がある。それはまず第一に、新しいイスラム文明の主線と副線を描き、次にそれを社会に説明、推進、育成することだ。これこそは『明確なレトリック』の最も優れた例の 1 つである」と蒸結びました。。

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